幼稚園教諭は「音楽」や「体育」をどこまで教えるの?



音楽や体育を通じた教育は、幼稚園児にとって欠かせないカリキュラムです。感覚や感性に直接働きかけることで、園児たちに対して言葉だけでは得られない大切な教育を伝えます。

幼稚園で過ごす3歳~5歳の期間は、人生で最も多くのことを学ぶ時期。園児を預かる身として、幼稚園教諭責任は重大です。

今回は、そんな幼稚園教諭が教えるべき「音楽や体育の内容」を解説。更にあると便利なお役立ち資格もご紹介致します。

幼稚園の音楽教育とは?

幼稚園にとって音楽教育は、非常に大きなウェイトを占めるカリキュラムです。基本的には音楽と連動して、歌やダンス・楽器などを行います。

また、最近はリトミックを取り入れる幼稚園が増加中。詳細は後述しますが、リトミックは幼稚園教諭の重要科目となりつつあります。

幼稚園の音楽教育の代表例は以下の通りです。

  • 合奏
  • 楽器遊び
  • リトミック

合奏

合奏は最も基本的な音楽教育です。

音楽に合わせて園児たちと歌をうたい、感性や感覚を養います。CDやDVDで音楽を再生する園もありますが、基本的には幼稚園教諭がピアノを弾いて演奏することに。

ピアノが苦手な先生としては辛い部分もありますが、演奏と同時に教諭も歌わなければなりません。また、演奏に集中するあまり、顔つきが険しくなってもいけません。

幼稚園教諭は、ただ教育を施す職務ではありません。「演奏、合唱、表情」の3点を維持する姿勢を大切に、園児たちが「楽しく・和やか」に過ごせるよう注意しましょう。

楽器遊び

歌や音楽に合わせて、園児たちも楽器を扱うカリキュラムです。

カスタネットやトライアングル等、比較的簡単な楽器を使って園児たちも演奏に参加します。基本的には園児の自主性に任せるケースが多いのですが、運動会などの行事前には「マーチングバンド」として猛特訓する場合も。

合奏やマーチングバンドは保護者や外来者からの人気・需要が高いだけでなく、「Youtube」や「FaceBook」等SNSの宣伝コンテンツ。収益にも影響する部分です。園の方針によっては、幼稚園教諭の指導能力にかなりのものが求められます。

リトミック

リトミックとは、スイスの音楽家が提唱した音楽教育手法です。

欧米では1900年代から導入されてきたカリキュラムで、音楽に合わせて園児たちは身振りや手ぶりなど、体全体でその感情を表現します。

ただし、単調に手拍子などで合わせる従来のリズム遊びと異なり、「園児たちの思考力」に働きかけるところがポイント。

  • 園児たちがグルグルと教室をまわる
    →「先生がピアノを止めたら、カチコチの氷になってね~!」
  • ピアノを演奏テンポを急に変える
    →「音楽が速くなったら、手拍子も早くしてね~」

このように、音楽+思考を織り交ぜることで、園児たちの情操・音感・生活教育の3点からアプローチを行います。

教諭のスキルが問われるリトミック

リトミックは幼稚園教諭アイデア次第で、更に奥深い広がりを見せます。例えば、先ほどの例で挙げた園児たちがグルグルと教室を回るシーンで、

  • お部屋を動く時は好きな動物のマネをしよう!
  • 赤ちゃんみたいにハイハイしてね~!

などなど、園児たちの段階に応じて、音楽の表現方法により広がりを付けることも可能です。

また、こうした教育は園児たちの自己表現能力にも繋がる重要な部分。「恥ずかしがりで自己表現が苦手」な日本人のステレオタイプを打破する、画期的な教育方法としても注目を集めています。

音楽教育の資格「幼児リトミック指導員」

幼児リトミック指導員は、国立音楽院が認定している資格です。2年のカリキュラムを経て取得する資格であり、リトミックに関する様々な知識・実技を身につけます。

また、リトミック関連資格は、このほかにも様々な民間資格が存在します。

〈参照〉国立音楽院「リトミック本科」

幼稚園の体育教育とは?

幼稚園の体育教育は実に多岐に渡ります。

代表的なものを取りあげると、

  • 跳び箱
  • 縄跳び
  • 竹馬

などでしょうか。もちろんこの他にも、フラフープや平均台、ボール遊びなど様々なものが存在します。

園児1人ひとりと向き合う

幼稚園教諭にとって体育教育は、「園児1人ひとりと向き合う」カリキュラムです。

同じ幼稚園児と言っても、身体能力には大きな差があります。有り体に言ってしまうと、運動が苦手な子もいるという話です。

幼稚園教諭としての価値が問われるのは、この運動が苦手な子に対しても指導ができるか否か。例えば縄跳びは、スイスイと飛んでしまう子と、そうでない子の差が激しい種目。

  • 「ズボンはきましょうね~」と足を動かす動作を促す
    →折りたたんだ縄をくぐらせる

など、苦手な子も体育を楽しめるように、教諭がしっかりと見守る必要があります。

体育教育の資格「幼児体育指導者検定」

幼児体育指導者検定とは、公益財団法人「日本幼少年体育協会」にて実施している検定試験です。

園児に対して体育や運動遊びを「たのしく・わかりやすく・安全に」行うスキルを身に着けるため、現職の幼稚園教諭や保育士も一定数が取得しています。

〈参照〉公益財団法人「日本幼少年体育協会」

最後に

音楽や体育教育は、園児にとって非常に大切なカリキュラムです。

幼稚園教諭はどちらも質の高い教育を行うことが求められており、多くの現職幼稚園教諭も、研修や会議を通じて試行錯誤を繰り返しています。

また、音楽や体育教育は、幼稚園教諭のスキルの巧拙や幼稚園の運営方針が反映されやすい部分です。重ねた経験や身に着けた資格を活かし、より質の高い幼児教育を行えるように努力する姿勢も大切です。

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