幼稚園、私立と公立で何が違うの?仕事内容や待遇など



今回は、公立幼稚園と私立幼稚園の待遇の違いをリサーチしてみようと思います。お給料やボーナスだけでなく、仕事内容や残業時間の差まで徹底調査。気になっていたあの部分も全部公開しちゃいます。

公立と私立でこんなに違う!先生たちの給与事情

お給料やボーナスは、両園の最も大きな相違点です。まずは給料と賞与を個別に比較することで、その金額差を確かめましょう。

私立幼稚園の先生たちの給料は?

まず、私立幼稚園の先生たちの給料を調べてみましょう。文部科学省が3年に1度発行する「学校教員統計調査」によると、私立幼稚園の先生の年間月収はおよそ「246万円」。1か月あたり「約20万円」程度の計算となります。

ただし、私立幼稚園は運営母体の規模の大きさや、勤務先の地域差・勤続年数によって金額は変動します。就職や転職の参考にしてみるのも良さそうですね。

ボーナスは?

私立幼稚園の先生のボーナスは、「約65万円」と算出されています。ただし、これも運営母体の影響を強く受ける点が特長で、就職先によってに大きな金額差が生まれます。就職や転職するときは、求人票に記載されたお給料だけでなく、ボーナスの金額も調べておきたいところです。

手当は?

私立幼稚園の先生がもらう手当は、主に「残業手当や通勤手当」です。国の調査によると幼稚園教諭の残業時間は「2時間~3時間程度/月」であり、所定内給与とは別に合計「3千円~4千円」の残業手当が支給されています。

ただし、園によっては別途「住宅手当」や「扶養手当」を支給するケースもあります。私立幼稚園は結局のところ経営母体の財政状況に依存するため、「ケースバイケース」とならざるを得ません。

公立・国立幼稚園の先生たちのお給料は?

続いて、公立幼稚園の先生たちのお給料を見て行きましょう。

先ほどご紹介した「学校教員統計調査」によると、公立幼稚園の先生の年間月収は「336万円」。1か月あたり「27万円~28万円」となります。私立幼稚園の先生とはずいぶん金額が違いますよね。

公立幼稚園の先生は公務員扱いであるため、地域手当などを除いて所得格差がない点もポイントです。当然、支給される金額も安定しています。

ただし、これで驚いてはいけません。国立大学に付属する国立幼稚園の先生の年間月収はなんと「384万円」。1か月あたり32万円支給されている計算になります。

この年収はあくまで年間月収であり、賞与はこれとは別に支給されます。なんとも羨ましい話ではないでしょうか。

ボーナスは?

残念ながら、国公立の幼稚園教諭だけを算定したボーナスの資料はありません。そのため推察の範囲になってしまいますが、総務省が実施する「地方公務員給与実態調査」から推定すると、夏冬合計して「100万円~120万円」程度でしょうか。

上記の年間月収と合算すると、およその年収が見えてきます。

お手当は?

上記の地方公務員給与実態調査より算出が可能です。公務員らしく細やかな気配りがされており、手当は民間とは比べようがないほど充実しています。

【国公立の先生たちのお手当まとめ】(いずれも概算)

扶養手当 6,500円
地域手当 21,000円
住居手当 5,100円
通勤手当 7,000円
特殊勤務手当 4,000円
へき地手当 2,000円
寒冷地手当 70,000円

(ちなみに、退職手当を含めると、民間とは天と地ほどの差が生じます)

勤務時間や仕事内容に違いがあるのか

勤務時間や仕事内容の違いも、お給料と同じくらい気になりますよね。両者を比較して調査してみたので、順を追って確認してみましょう。

勤務時間の差は縮まってきている

以前は「公務員は残業しない」というイメージが定着しており、公立幼稚園の先生は勤務時間も短いと考えられてきました。

ところが、最近は公立幼稚園でも延長保育の導入が進み、公立幼稚園の先生が残業を行うことも増えてきています。ただし、一部の民間幼稚園のように、極端な超過勤務はないものと考えて良いでしょう。

仕事内容も若干異なる

お仕事の内容も公立と私立では若干異なります。

しかし、私立幼稚園の仕事内容は経営母体によって大きく異なるため、「公立は〇〇!私立は××!」と言った単純な比較は不可能です。

ここでは、公立幼稚園と私立幼稚園の働き方の違いを解説しようと思います。

私立の場合

私立幼稚園の場合は、事業体が宗教法人や福祉関連法人であることが多く、経営母体ごとに教育方針やカリキュラムががっちりと決まっています。基本的に経営者の変更などが無い限り、大筋となる基本指針(宗教行事なども)が変わることはありません。

そのため、(若干抽象的な表現ではありますが)「教員が幼稚園に合わせていく」働き方を求められます。自身の教育観と違うからと言って抗うことをしなければ、円滑に働きやすいと言えるでしょう。

良くも悪くも、サラリーマン的なマインドを持った先生に向くと言われています。

公立の場合

公立幼稚園の場合は自治体が経営を行い、文部科学省の教育指針に従って働くことなります。文科省の方針は社会情勢の変遷に従ってしばしば変わるため、現場の先生たちはその指針に沿って教育を進めます。

私立幼稚園と比べると教師自身のカラーを出しやすく、比較的のびのびと働くことができる点がポイントです。自分で考え自分で行動する能力が求められます。

また、書類記入や事務手続きなどの取り決めが私立と比べて細かく、融通が利かない部分もあるようです。

まとめ

皆さんご存知の通り、私立と公立では同じ幼稚園の先生でも給与事情は大きく異なります。また公立の先生は各種手当や賞与の金額も大きく、総じて優遇されていると言えそうです。

ただし、公立の先生は教育観に関して文科省の指針に従う必要があるため、そのあたりが肌に合わないと感じる方もいるようです。また、最近は延長保育を導入する公立幼稚園も増えてきています。

<参考>
平成25年度学校教員統計調査
平成28年4月1日地方公務員給与実態調査結果
市立幼稚園預かり保育について/八尾市

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