就労環境改善で雇用増を目指す|横浜市中区の保育士採用状況



横浜市中区は、区政運営方針により待機児童問題の解決及び児童虐待の防止を目標として掲げている区であり、待機児童問題に対して関心が強い地域です。

しかし、首都圏全体が抱える問題である「待機児童問題」及びそれに伴う「保育士不足」が課題となっている点は、横浜市中区においても例外ではありません。特に、平成20年代前半に見る横浜市中区における待機児童数の数は膨大な規模にのぼっていた経緯もあり、現在、問題解決の為に大きく動こうとしています。

今回は、横浜市中区に焦点を当て、区内保育園の稼働状況及び保育士採用状況について解説していきます。

横浜市中区の待機児童問題

平成29年度の待機児童状況

平成29年度に横浜市より発行された記者発表資料によると、平成29年度4月1日現在、横浜市全体での待機児童は僅か2名(中区は0名)と公表されています。平成24年度は待機児童数が数百名にのぼっていた点を鑑みると、市政によりかなり改善していると言って良いでしょう。

特にここ数年において予算を大幅に拡充し、保育施設の増設や定員数の拡充に注力した政策は大きな成果をあげており、横浜市中区が待機児童問題解決の為に目覚ましい進歩を遂げた地域である点は、疑いようがありません。

希望通りの条件を満たせない保護者も

ただし、これで横浜市中区の待機児童問題が解決したと見るには、いささか早計です。

前項で取り上げた同資料によると、調査対象者のうち横浜市全体で3,259名ほどが希望通りの保育施設に通う事ができなかったと答えており、現状ではとりあえず保育所が足りているというに過ぎない状況です。無論、横浜市政もこの点は課題として認識しており、今後の保育施設及び保育士に関する政策に期待が寄せられています。

これらの観点から横浜市中区の区政を分析して行くと、今後も認可保育所は増加傾向にあると見られており、必然的に保育士の活躍の場は広がりそうです。

中区独自対策「中区地域福祉保健計画」に見る待機児童対策

のんびりんこHP/横浜市中区

中区においても「中区地域福祉保健計画(通称:中なかいいネ)」というプランの一部に児童保育に関するサービス展開を盛り込んでおり、積極的に問題解決の為に行動を起こしています。

同プランにより設置された地域子育て支援拠点「のんびりんこ」では、子供の一時的な預かり保育や未就学児と保護者の交流イベント、更には地域に居住する保育士を招いた相談サービスなどを展開していますが、これは中区の児童福祉を活性化し、同時に保育士の活躍の場を広げる役割を担っていると言えるでしょう。

また、「保育・教育コンシェルジュ」というサービスでは、中区在住の保護者を対象に、区内の保育施設の空き状況の報告やニーズに応じた施設の案内業務等を行っており、保育施設の活性化を担っています。

<関連サイト>
横浜市中区地域子育て支援拠点「のんびりんこ」

広がる保育士確保政策

横浜市中区での保育士不足は明らか

平成29年度4月時点で、横浜市中区には公立3施設及び私立25施設、合計28施設の認可保育所が運営されています。また、中区に存在する認可保育施設数も年々増加傾向(平成26年度では公私合計23施設、平成27年度は合計25施設)にあり、データ上では一応の運営体制は整っている状況です。

ただし、これは横浜市に限った話ではありませんが、待機児童問題解決の為に認可保育所数の確保だけに注力したばかりか、既存の認可保育所においても保育士数はそのままで、児童の受け入れ枠のみを増やしたという事例もあり、保育士不足は明らかです。当然ですが、地域で活動する認可保育所等の各施設は新たな保育士を求める傾向にあり、売り手側である保育士にとって有利であると言えます。

横浜市及び中区の保育士確保政策

横浜市や中区はこの問題を重く見ており、保育士の確保を「喫緊の課題(記者発表資料より引用)」として捉えて、様々な政策を打ち出しています。

代表的なものをいくつか列挙すると、保育士養成教育施設の卒業予定者のうち、市内の保育所に従事する予定のある人に対して修学金を支給するほか、市内の保育施設への勤務が決定した潜在保育士を対象に、就職準備金を供出するなど、保育士確保の為に予算を使った、直接的なアプローチを行っています。

また、横浜市中区では経歴にブランクを持つ保育士の就業を促進するために、「保育士リワークサポート」など就職関連サービスを展開するなど、新卒対象者以外の人材確保にも積極的です。

横浜市中区は保育士の就労環境改善に注力している

横浜市では、市全体で待機児童問題の解決に当たるべきだと認識しており、保育所数の増加や保育士の為の支援政策の展開という結果で表れています。また、横浜市中区の独自施設「のんびりんこ」の創設など、保育士だけでなく保護者の為のサービスにも積極的な姿勢を見せています。

中区独自の政策には保育士の採用に直接的に影響するものではありませんが、このような周辺環境の整備は、保育所の過剰収容問題や過剰な要求などの削減に繋がり、結果として保育士にとって働きやすい環境作りの一助となるでしょう。

<参照>

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